犬・猫の直腸・腸管腫瘍について

記載内容は、健康管理の為の参考辞書としてご覧ください。
気になる様子がある場合は必ず、専門医で診察をおこないましょう。

直腸・腸管腫瘍

直腸・腸管腫瘍 消化管腫瘍の内、直腸・結腸の腫瘍が犬で３０〜６０％・猫で１０〜１５％を占めているほど多い腫瘍です。中でもポリープ・腺癌・リンパ肉腫などが良く見られます。腸管にできる癌（がん）犬の消化管、特に小腸に発生する腫瘍で最も多いのは腺癌（老齢の動物に多い）と消化管型リンパ肉腫（中〜老齢の動物に多い）です。 他にも平滑筋腫・平滑筋肉腫・線維肉腫・肥満細胞腫等が挙げられています。大腸に発生する腫瘍は悪性腫瘍が多く、中でも腺癌が多いと言われ、良性腫瘍では外科的切除により治癒率が高く、腫瘍が転移するものは予後不良の場合が多いと言われます。しかし、結腸・直腸に発生した腺癌でも発育の遅いものであれば予後が良い場合があり癌の余命も延命すると言われます。 症状 直腸や腸管の腫瘍には血便・下血が見られ、進行すると排便困難や下痢になり、巨大結腸症を起こして体重の減少・痩せてきます。又、悪性腫瘍の場合は直腸周囲のリンパ節に癌が転移しやすく、脊椎に癌が転移すると後ろ足の運動機能障害も起きるようです。 治療法等 発生部位や転移の有無等詳しい検査を行い、直腸腫瘍の治療には薬物療法や切除手術を行う治療が行われ早期発見と適切な治療が大切です。

※参考としてご覧ください。かかりつけ獣医さん指導のもと、飼い主様が
納得のいく治療法を選択してあげ前向きに接することが一番大事です。
其々気になる事がある場合は早めに診察してください。

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